お知らせ

相模湾の絶景を見晴らすアートの楽園、MOA美術館

ちいさな秋の気配を感じる季節となりました。

暑さが落ち着いてくるにつれ、過ごしやすい
穏やかな天候が続くこれからは旅ごころ誘われる行楽シーズン!

当館から車で約10分。
熱海駅の背後、初島や伊豆大島が浮かぶ相模灘を見渡す
海抜250mの丘陵地に建つ「MOA美術館」は
名だたる名画や工芸品に出逢える熱海を代表する“美の殿堂”。

創立者は日本美術の蒐集家でもあった岡田茂吉氏で
“MOA”の館名は「Mokichi Okada Association」の頭文字を取ったもの。

“美術品は決して独占すべきものではなく、
多くの人々が楽しみ、文化の発展に寄与するものである”
との氏の信念のもと、1957(昭和32)年にオープンした
「熱海美術館」を前身に、岡田氏の生誕100周年にあたる
1982(昭和57)年に現在の「MOA美術館」として開館しました。

館内には氏が長年をかけて蒐集した東洋美術の
絵画・書跡・工芸を中心に国宝3点、重要文化財67点、
重要美術品46点を含む約3500点が収蔵され、
テーマごとに企画された期間限定の展示が行われています。

美術館周囲は瑞雲郷の名で親しまれる
約71,500坪の広大な庭園内で、市民に愛される梅園など
四季折々の豊かな自然が広がるのも魅力のひとつ♪

作品の中には尾形光琳の最高傑作とされる
国宝「紅白梅図屏風」もあり、
毎年2月の梅の季節の限定公開期間には
この絵を目当てに多くのファンが訪れます。

2017年2月には展示空間の刷新と設備の更新を目的に
約11か月間にわたる改修工事を経て、
リニューアルオープンしました。

光が差し込むガラス張りのメインロビーから望む
180度の大海原は、まるで一枚の絵画のよう。

展示スペースの設計は、世界的に活躍する現代美術作家、
杉本博司氏と建築家、榊田倫之氏によるもので、
屋久杉、行者杉、黒漆喰、畳など日本の伝統的な素材を用いつつ、
作品の美を最大限に生かす展示空間となっています。

周囲の風景を損なわないよう、美術館への連絡は、
光と音の仕掛けが施された地下エスカレーターを使用。
途中にある直径約20mのドーム型の円形ホールでは、
日本最大の万華鏡マッピングが訪れる人をアートの世界へと誘います。

館内には尾形光琳の住まいを復元した「光琳屋敷」や、
豊臣秀吉ゆかりの「黄金の茶室」、能楽堂などもあり見応えも充分!
美術館鑑賞の合間に、海と庭園を眺めながら
優雅なひとときを過ごせるカフェやレストランも併設されています。

当館からは徒歩でも30分程度です。
お散歩がてらの秋のアート散策にぜひ、足を伸ばしてみませんか。

 

画像参照:
あたみニュース(熱海市観光協会公式観光サイト)
(https://www.ataminews.gr.jp/)
MOA美術館
(https://www.moaart.or.jp/)