熱海に初夏を告げるしあわせの花、ジャカランダ
突然ですが、「ジャカランダ」という花をご存じでしょうか。
南米産の「ジャカランダ」はブドウのような
房状の紫色の花を咲かせ、葉の緑と花の紫がとても美しい
ノウゼンカズラ科の落葉高木です。
熱海の海沿いを走る国道135号沿いの
東海岸町から渚町「親水公園」間の歩道、
および親水公園内には、この「ジャカランダ」の
高木と低木が植栽され、毎年5~6月になるとラッパの形をした
小さな青紫色のジャカランダの花がブーケのように空を彩ります。
気候の関係なのか、露地植えの「ジャカランダ」の花が咲くのは
実は大変珍しく、熱海でも全く開花しない年もあったり、
9~10月の秋口に2度目の花を咲かせる木もあったりします。
咲くか、咲かないか、その年になってみないと分からない。
そんなちょっと気まぐれな「ジャカランダ」。
もともとは、いまから30年以上前の1990年に
熱海市の国際姉妹都市、ポルトガルのカスカイス市から贈られた2本が、
この地の気候に根付き、いまでは街なかを中心に
100本以上に増え、熱海に初夏を告げる風物詩となりました。
熱海では毎年、開花を迎える6月上旬に
「ジャカランダフェスティバル」を開催。
同時期に見頃となる「ブーゲンビリア」とともに
開花期間中はライトアップも実施され、夜のお花見が楽しめます。
枝を横に広げ、木を覆い尽くすように青紫色の花を咲かせる
華やかなその姿は思わず足をとめて見入ってしまう美しさ。
“世界三大花木”のひとつとされ、和名は「紫雲木 しうんぼく」。
ギリシア語では “愛の花”を意味し、
<花が頭に落ちるとしあわせが訪れる> とも言われています。
ちなみに東海岸町の135号線沿いは
通称「ジャカランダ遊歩道」とも呼ばれる名所のひとつ。
これからの季節、熱海を旅する際はぜひ足をのばしてみてください。
●ジャカランダ遊歩道ライトアップ
ジャカランダ遊歩道にて:期間中毎日18:00~22:00
■ジャカランダ 開花状況はこちら
https://www.ataminews.gr.jp/spot/335/
■関連資料:ジャカランダ/ブーゲンビリアMAP(PDF)
画像参照:
あたみニュース(熱海市観光協会公式観光サイト)
(https://www.ataminews.gr.jp/)
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