相思相愛の春、熱海だいだいグルメ
梅から桜へ、街の彩りも移り変わり
熱海にも日に日に春が近づいてきました。
山々が芽吹きの緑で
おおわれる景色も、もうまもなく。
春は目に見える、いのちのリレーを感じる季節です。
ところで、歴史ある温泉地である
熱海の特産品「だいだい」をご存じでしょうか。
「だいだい」はインド原産のミカン科ミカン属、
常緑樹の果実で、日本ではお正月飾りに
使われることでもよく知られています。
市の南部に位置する多賀地区に
江戸時代の末期に伝わったとされるこの「だいだい」は、
現在、熱海が生産・出荷量共に日本一!
「だいだい」はそのまま食べると非常に酸味が強いものの、
爽やかな香りと“ビターオレンジ”とも呼ばれる風味の良さから
熱海ではお菓子をはじめ、ポン酢やマーマレード、
また肉や魚の味をひきたてる添え物、
近年ではドリンクとしても人気が高まっています。
初夏にかけて白い花を咲かせ、寒さとともに
緑の果実が鮮やかな橙色へと変わる「だいだい」は、
冬を過ぎても実が落ちず、年を越しても古い果実と
新しい果実が混在し、複数世代がそのまま枝に残ることから
“だいだい(代々)”の名がついたといいます。
その花言葉は “相思相愛”。
前年までの熟した橙色の果実と今年、実った緑色のちいさな果実が
寄り添うように並ぶ姿は、想い合う家族のよう。
別名は “回青橙(カイセイトウ)”。
文字どおり緑から橙へ、移ろいを繰り返しながら
花から実へ時を重ねる姿は、いのちをつなぐ萌芽の春に
想いを深くする熱海自慢の特産品です。
この春、熱海にお越しの際は
レモンを上回る豊富なビタミンCでも人気の
「だいだい」グルメをぜひ、ご賞味いただけたら何よりです。
画像参照:
意外と熱海(熱海市観光プロモーション)
(https://www.facebook.com/igaitoatami/?locale=ja_JP)
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